日本の冠婚葬祭について、様々な疑問を持っている人は多いと思います。
そこでこの記事では、相手を不快にしないためのマナーについて、詳しく解説をしていきます。
日本人ではない人でも、もしかしたら日本人の冠婚葬祭にお呼ばれすることがあるかもしれません。
そのような時のためにも、しっかりと知識をつけておくことをおすすめします。
結婚式のマナーは?
ではまず、結婚式のマナーです。
結婚式のマナー
結婚式のマナーとして、一番大切なことは、新郎、新婦よりも目立たないようにするということです。
結婚式の主役は、言わずもがな新郎と新婦ですので、二人以上に目立ってしまうと周りからも冷ややかな目で見られてしまうのです。
中には、
「文化が違うのかな」
と多めに見てくれる人もいますが、新郎と新婦にとっては一生に一回の結婚式になるかもしれないのです。
このようなことを頭に入れて、控えめな服装を心掛けるようにしましょう。
基本的に男性の場合は、黒のスーツに色のネクタイをしていけば問題ありません。
女性の場合は、露出を少なくし、白い洋服を避けるようにしましょう。
「白い洋服を避ける」というのが、1番大切なポイントになります!!
二次会のマナー
結婚式の二次会に参加をすることもあると思いますが、このような場合は、フォーマルな服装をしていくことが大切です。
このことを、略礼服というのですが、間違ってもカジュアルな私服で参加することだけはしないようにしましょう。
ご祝儀のマナー
続いてはご祝儀の相場です。
ご祝儀の相場というのは、その地域などによって異なる場合もあるのですが、3万円程度が相場となっています。
ただ、相手との関係性によってもご祝儀の金額が変わってきますので、身近な人に相談をしてみることをおすすめします。
出欠連絡
続いては出欠連絡です。
出欠連絡というのは、その結婚式に参加するのか、欠席をするのかを伝えるための物です。
基本的にハガキで送られてくることが多く、出席、欠席のどちらかに〇をつけて返送する形になります。
返信ハガキの宛名となっている「行」を消したり、御出席となっている場合の「御」を消したりと、細かいマナーなどもあるため、身近な日本人に聞いてみることをおすすめします。
忌引きや葬式のマナーは?
続いては忌引きや葬式のマナーです。
服装のマナー
服装は、喪服です。
具体的には黒いスーツに白いシャツを着ていきます。
そして、ネクタイや靴下、カバンなどはすべて黒で統一します。
派手な色は、お祝い事で身に着けることが多いため、マナー違反どころか相手から怒られることもあります。
また、女性の場合は肌の露出なども避け、アクセサリーも取るようにしてください。
香典のマナー
香典の相場は、故人との関係にもよるのですが、5000円から10000円前後が相場となっています。
ここでのポイントは、4や9という数字を避けるということです。
日本では、
- ・4→死
- ・9→苦
と連想することが多いため、しっかりと頭に入れておくことをおすすめします。
また、香典というのは、悲しいことですのでたくさんのお金を包む必要はありません。
また、ご祝儀などで使用するピン札ではなく、折り目の着いたお札を使います。
冠婚葬祭で恥をかかない&他人を不快にさせないためには?
このように、冠婚葬祭には様々なマナーがあります。
今回は、かなり大まかなマナーを解説しましたが、もっとたくさんのマナーが存在します。
では、冠婚葬祭で相手を不快にさせないためには、一体どうすれば良いのでしょうか。
わからないことは事前に聞いておく
まずはわからないこと事前に聞いておくということです。
海外で育った人であれば、日本の冠婚葬祭のマナーを知らなくても無理はありません。
しかし、いざ現場に行ってしまうと、日本人、外国人というのは関係ありません。
特にお葬式の場合は、よりマナーに気を付ける必要があるのです。
そのため、少しでも不安な事やわからないことがある場合には、その場で解決しようとするのではなく、事前にしっかりと学習をしておくことが大切になります。
儀式や所作は誰かのマネをする
ただ、どうしても当日まで聞けなかった場合や、式の途中でわからないことが出てきた場合には、前の人の所作を真似することも大切です。
一番混乱してしまうのは、お焼香です。
これは日本人でも理解していない人が多いため、もしわからない場合には、前の人の所作を真似して行うことをおすすめします。
まとめ
日本人と親交が深い人や、日本に来て時間が経っている場合は、冠婚葬祭にお呼ばれをすることもあるでしょう。
ただ、その場合は自国の所作と違いが出てくる場合もあり、混乱してしまうことが想定されます。
そのため、自分が恥をかかないためにも、相手を不快にさせないためにも、事前にマナーや所作について学習をしておくことが大切になります。
ただ、お焼香は事前に調べても覚えられないことがありますので、その場合は前の人の所作を真似するようにしましょう。